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2017/05/10

インド旅行記 一人旅 04 カーニャクマリ/ コーチン

インド旅行記の続きです。
(この記事は6頁編成です。この頁は4/6頁目です)

※激長です。


インドは南、最南端、カーニャクマリです。





●DAY32 /Kanyakumari→Cochin (3/20)

愛すべき朝のチャイ時間。






個人的にはグラスで飲むチャイが
一番おいしく感じるから好き。









昨日とは違う場所で朝焼けを見に行こうと思う。








見るスポットが違うだけで
まるで違う土地に来たみたいになる。


自分なりの朝焼けスポットを探すのは楽しい。









朝日が昇る前の静寂は神々しく、「それらしい」空気が出来上がっている。








あそこに登りたいし、水に浸かりたいし
朝日に見惚れたいし、忙しい。



いっそのこと目がレンズになって
ウィンクひとつでシャッターをきりまくりたい。

そうでもしないと一瞬の奇跡の連続に間に合わない。







みんな日が昇った瞬間、
声をあげ、手を挙げて歓び
海に入っていった。


波にさらわれ転んで
ケラケラ笑っている地元の人達も

目を瞑り、合掌してる信仰深そうな
人達も

肩を寄せ合いキスしてる
同性愛者の旅行者も

みんな朝焼けを背に
幸せそうだった。



みんな朝日の存在を全力で有難がっていた。













素敵としか言いようのない光景で
その場にいるだけで満たされた。




路上の貝殻売りの人が持っていた
マッチ箱に一目惚れして
話しかけて、頂いた。






インドに来てひと月も経てば
日本食の恋しさや薄味の願望は
儚く消え果てる。

現地での免疫が出来たのか
諦めと胃の慣れが合い重なってか
自らインド料理の朝飯をを求めた。
イドゥリとワダをオーダーした。
ワダという料理には少しハマった。




イドゥリ(IDLI)はお米で出来た白い蒸しパン。
ワダ(VADA)はドーナツみたいな見た目で、
豆やジャガイモをベースにした揚げ菓子。
因みに、スポンジケーキに、
黄色いソースがかかったRasmalai(発音不明)
というスイーツは、苦手だった。
甘い芙蓉蟹みたいで気持ち悪かった。



カーニャクマリ最後の晩餐は
お得意のベジヌードル。




一見、飲食店に見えない、
開店も何時からかよくわからない、
看板もないし、店名もない、
路地にある狭く汚いお店。
こうゆうお店に大概ハズレは無い。





3日間過ごした海街diaryとのお別れ。














カーニャクマリから鉄道駅の
ナガルコイル駅まではバスで15Rs。


これから夜行列車でケララ州のCochinへ移動します。



●DAY33 /Cochin (3/21)

深夜の3時着なので、寝過ごすと
いけないので起きていようと思ってたけど
気付いたら寝てしまってた。

ふと目が覚めたら列車がどこかの
駅に停車中で、ここどこ?
と思って外に出たら駅名の看板が見当たらず
人に聞いたら自分の降りる駅だった。

慌てて真っ暗の車両の中アッパーベッドに登り
拡がった荷物とかペットボトルとかを抱え込み
掛け布団代わりに使っている布とかを
身体に巻きつけて駅に降りた。

駅に足を着いた瞬間に列車は
次の駅に向かって動き出した。

本当に気を抜けない(笑)

雨の中、トゥクトゥクで
Ernakulam Junctionから
Fort Kochiまで移動。





生ぬるい湿った風が絡みつく港町Fort Kochiに到着。




ケララ州のコーチンは
水や自然もあり街中に溢れる
看板のデザインや壁画もお洒落で
いい雰囲気の街だった。

バラナシ、マドゥライ、カーニャクマリに続いて
個人的には此処コーチンも好きな町だ。








誰もが二言目には
「ビナーレには行った?」と
口にするので何ですかそれ?と
聞いてもよくわからんかったので
実際行ってみたら屋敷と土地を
そのまま駆使したバカでかい規模の
アートエキシビションだった。

Kochi-Muziris Biennale 2016
@Aspinwall House
(入場料 Rs100)

映像、建築、写真、ファッション
立体、絵画、音楽、グラフィック

ジャンル何でも有りの
表現法何でも有りの
敷地内まるまるの
アート庭園だった。

亡骸に着衣させた
アート写真、

単調な低音がずっと鳴り響く
植物デコの部屋、

靴を脱いで海水に浸かりながら
体感する「In the sea of pain」という作品、

空中に浮かんだ家の中で
太い葉巻が燃え続ける部屋、

映画館くらいの大きなスクリーンで
荒波の映像が大音響で流れ続ける
真っ暗な大部屋、

博物館や美術館は普段あまり行かないけど
このエキシビションは明日も来たいと
思ったくらい楽しかった。

でも作品があり過ぎて数時間では
廻りきれないし疲れてしまった。

日本ではこの規模のエキシビションは
絶対に館内は撮影出来ないが、
ここは鑑賞態度にも撮影にも寛容だった。
アート作品の部屋(作品じゃない部分)の窓に
座り込み読書している人や
海水あがりに足裏ビショビショで
足跡をペタペタ付けながら廻廊している人も
居た。そんな人達まで画になっていて
作品の様だった。

港町なので
海が隣接していて二階の部屋には
バルコニーもあって船が見えて
ロケーションもよかった。

しかもその海の光景を利用して
窓から見える舟や波の視覚情報を
まるまる作品のエフェクトとして
使ってる部屋もあった。

作家達の出し惜しみしない
アイデアのエネルギー感じた。

気合が入ってるエキシビションの様にも見えるが
隣が海のせいか、脱力されたユルい雰囲気も
敷地内に漂っていて居心地がよかった。












●DAY34 /Cochin (3/22)

泊まった宿の屋上レストラン
メッセージウォールが気に入って、
絵を描かせてくれないか交渉した。

支配人に自分の過去の作品を
見せてもあまり反応はよくなかったし
興味は無さそうだったけど
OKを貰った。

最終的にその支配人とも仲良くなって
エアコン付きの部屋に移動させてもらった。


バラナシでの壁画に使った画材は一式
バラナシに置いてきたのでまた
一からここコーチンで画材をゲットしないと
いけないので画材屋を探した。

近くにアートショップがあったけど閉まっていて
電話しても通じず、
話しかけてきた高齢のトゥクトゥクドライバーに
ガテン系の塗料屋に連れてってもらった。

バラナシでの壁画に使用したasian paintとかいう会社の塗料は
油性で乾燥が遅かったので、水性塗料がよかったけど
置いてなくて困っていたら、話しかけてきたメガネのお兄さんが
他のお店を紹介してくれた。

その高齢トゥクトゥクに連れてってもらったら
駄菓子も併用で販売してる文房具屋だった。

仕方なく小学生が買う絵具セットみたいなものと
ポケモンのキャラクターがデザインされたマーカーを買った。



たくさんのメッセージを消さないように
絵が目立ち過ぎないように
絵とメッセージが混じ合うように
メッセージ達を助長するエフェクト的な
背景を描くようなイメージで描いた。





塗料の乾燥待ちの散歩へ。






カメラマンの友人に
頼まれていた曼荼羅の本を探しに本屋へ。






なかなか、友人が気に入りそうな
マンダラブックが見つからず、

代わりにフリーペーパーの様な
手作りZINEの様なサブカル感たっぷりの
漫画本を自分用に衝動買いしてしまった。
本のタイトルは「mixtape」







●DAY35 /Cochin (3.23)


文房具屋で購入した画材に限界を感じて今日は開いているであろう
アートショップに書い足しに行った。

画家の店主が自分のアクリル画や油絵を飾ったり販売してる
そのお店にソリが合わず、ガテン系の塗料屋で風呂場やタイル、
ハウスペイント用に使う油性塗料と太めの刷毛を買った。



深夜に目覚ましをかけて
朝の4時に壁画を完成させた。

制作は普段、自分との戦いになるけど
ケララ州の深夜に行う壁画制作は
蚊との戦いだった。


レストランのスタッフの
アシック君と一緒に撮影会をした。




あとあと宿の掃除スタッフの女性が来て
メッセージの上にも描き足しても
いいのよ!て言ってくれたけど
バランスをとってしまったし
そもそもメッセージを助長させる
背景くらいのイメージだったの
でさすがに遠慮した。

●DAY35 /Cochin (3.23)

昨日行ったエキシビション
ヴィナーレはなんと会場が全部で12カ所
ある事が判明。グランド含め学校の校舎
(グランドも保健室も部室も教室もトイレも
階段も屋上も全て何かしらのアート)
くらいある会場を見尽くしたのに、
事実上、全体の1/12しか観ていなかった。
恐るべし規模の町ごとアートだった。
一度入場料Rs100支払っているので
同じチケットで周遊できるらしいので
他の会場にも行ってみた。













海もあるし、公園もあるし、
本屋もあるし、日本食もあるし、
ここケララ州のFort Kochiという区域は
過ごしやすくてとてもおすすめ。

ここなら母親とか甥っ子姪っ子を
連れてきてもなんとか
フォローできる気がする(笑)




●DAY36 /Cochin→Delhi (3.24)

弱冠疲労があってか熱っぽかったので
タクシーを手配しようと旅行社に入ったが不可で
トゥクトゥク一本交渉でいくか。。となったけど
立て続けにトゥクトゥクを2台ハズレを引いてしまった。

目的地のエルナクラム駅に向かう途中
キルト屋や絨毯屋などの仲間の店に連れてかれた。

1台目はその魂胆が判明した時点で
「はいはい」「さよなら」と潔く降りたけど、

念を押して交渉した2台目のトゥクトゥクに裏切れた時には
日本語で吠えた後、トゥクトゥクを外から蹴飛ばした。


100メートル駅へ近づいては戻り、
次は200メートル近づいたけど、また戻り、
なかなか目的地まで着かないので
「スタートへ戻る」を連発で食らう
「すごろく」ゲームみたいだった。笑

結局元の場所まで歩いてバスにした。




港町Fort KochiからERNAKULAM JNまでは
バスで12ルピー(24円)

バス停にバスが来る度に飛び乗って
これはERNAKULAM JNまで行くか
訊いてたけど、ERNAKULAM JNの発音が
難しくて中々伝わらなかった。

エルナクラム ジャンクション?
アルナクラム ジャンクション?
エルナクラァム?
オゥルナクラム?

4〜5回 言い換えながら繰り返すとどうやら
そのうちの1つくらいは拾ってくれる(笑)



バスは段差毎に尻が跳ねて
着地と同時にミゾオチがウッとなった。笑










降りるタイミングが分からず、ここらへんかな~と
思って降りた場所から駅までは2kmあった。

炎天下の中、歩いていると、
朝浴びた3日分の前倒しのシャワーは
それと同じくらいの汗の量と共に余裕で流れ去った。


この汗をまとわりつけて
列車の中で2〜3日過ごすと考えて
おもわず苦笑いになりながら歩いた。

昼過ぎ、駅でサンドイッチと水を買って
列車に乗り込んだ。

今から2日以上(48h〜)の列車の
長旅が始まる。インド南から北
ERNAKULAM JN(コーチン)から
Hazrat Nizamuddin(ニューデリー)
距離: 3066 km

この時は今から悪夢が始まるなんて
微塵も思っていなかった。



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旅行記05に続きます。