2017/04/29

インド旅行記 一人旅 02 ハンピ/ バンガロール


インド旅行記の続きです。
(この記事は6頁編成です。この頁は2/6頁目です)

バラナシを出てからちょっとの間
コンディションが悪い状態が続きましたので
blogの続きは南インドのハンピに飛びます。






枚数少ないですが、
バラナシからハンピまでの旅程で
撮った写真だけ載せておきます。笑





ガヤ

ガヤ駅から小一時間ほどトゥクトゥクで走った聖地のブッダガヤのゲストハウス
「HAPPY INTERNATIONAL」の屋上。カラっとしたガヤの空の下での洗濯は気持ちよかった。1~2時間でカッピカピに乾いてしまう。
ただ、宿の周りに野良犬と野良豚がいるので外出のたびにヒヤヒヤした。笑








コルカタ

コルカタは都会の匂いがしたし、貧富の差のリアルも感じた。
駅近にケンタッキーがあったので感動した。無心で朝もお昼も食べた。












コルカタ >>> ムンバイ

列車が止まるとメンズ達が煙草を吸いにゾロゾロと降りてくる。
この光景が好き。列車が長すぎて端から端までは見渡せないけど
ずらーーーーって一服組が続いている。










ムンバイ
(Mumbai's Children) 






MADGAON駅(GOA)
駅の壁画が可愛かった。インドの駅はいちいちかわいい。











Palolem Beach パロレムビーチ

MADGAON駅からビーチまでは40kmと遠く、トゥクトゥクでは行ってくれないので
バイクのドライバーに乗っけてもらった。道程は最高に気持ちよかった。

















●DAY24 /GOA→HAMPI (3/12)

ゴアからハンピまで
スリーパーにて移動。

自分の予約したベッドには
大概誰かが居座っているので
初めの方は旅の疲れもあったし
勢いで追っ払ってたけど、

列車移動が続くと、気まずいくらい
人が溢れ返るタイミングがある。

ゴア〜ハンピ間では特にそうで
停車毎に各ベッドに人と荷物が増えていった。

LOWER(下段ベッド)には5人と赤ちゃん1人
UPPER(上段ベッド)には大量の荷物と
近々に座り合う2人など。
もはや誰もベッドとして使えていない。

停車毎にベッドの席とりや
荷物を置く置かないで怒声が
飛びあっていた。

自分のベッドだけ自分の荷物と
自分だけが占領していて
足を伸ばして寝転べる状態だったので
正規の料金を払っているので
気にしなくていいと解っているけど、
理屈を通り越して気まずかった。

日本人としてのプライドも
あったので、上段ベッドから
揉めてる最中の下段ベッドに向かって
自分のベッドにも荷物を置きましょうか?
と手を差し伸べたら
「大丈夫よ。ありがとう」
と断られたけど、その直後に
目が合った数人のインド人は
みんな微笑んでくれた。

何だか少しホッとした。

降りるときに
「My bed is empty」

とみんなに声を掛けてから降りた。



すると直ぐに中学生くらいのやんちゃそうな若者が
ひょいと僕の居たベッドに飛び移っていた。


彼は笑顔で僕に手を振った。




-ハンピ到着-





巨岩と遺跡と湖とプランテーションから
成り立つスローで静かな場所、ハンピへ。


ハンピへのアクセスは最寄りの駅であるHOSAPETE JN(ホスペットジャンクション)

からトゥクトゥクで30〜40分くらい。



そのハンピでまさかの
予約したはずのゲストハウスが
満室というハプニングがあった。

何も食べてなくて
寝不足と暑さと移動の疲労で
フラフラだったのでやっと休めると
思った矢先での出来事でキツかった。
なぜか色々疑われたのであの手この手で
説明したけど満室の事実に変わりはなく
宿のオーナーとの言い争いが
ヒートアップした頃には
背中のパックの重さに負けて
自分は床に倒れ込んでいた。

宿のオーナーは
「あなたは疲れている。他の
ゲストハウスを紹介するから
とりあえず部屋で休みなさい。」
と言った。

紹介された宿まで
トボトボと歩いていく途中、
ハンピの凄い景色と小気味好い雰囲気を
意識朦朧なりに感じ、
無理して写真を撮りに出かけようか
迷ったけど、体調を気遣いその日は
何もせずに一日中眠った。








●DAY25 /HAMPI (3/13)

この旅行中にどこかで必ず遭遇する事に
なるだろうと恐れていたホーリー
ハンピで遭遇した。










ハンピという静かで荘厳な地でさえも
例外なく彩られていた。
祭が盛り上がりを見せる前に
クワイエットな奥地へと避難した。










インドは魅力の引き出しが多い。
インドは魅力の奥行きがすごい。
町を移動するたびに見せる貌が七変化する。

道を少し歩くだけで別世界になる。











丘の上の一軒の茶屋で
チャイと唐辛子のフリットを食べた。
唐辛子のフリットが美味しくておかわりした。


唐辛子のフリット
10ルピー(20円)







インドに居るとたくさんの国の人と出会う。

カナダ、イタリア、フランス、ドイツ、
イラン、イスラエル、バーレーン、


話していると行きたい国が増える。
話の膨らみに限度があり悔しい。

高校生に戻って今一度世界史をやりたい。





しかし、出会う人、出会う人、、
みんな勇敢に服や顔が汚れている。




汚れた衣類は捨てたり着替えたらしまいだけど
顔についたこのホーリー専用塗料は中々落ちないらしいので

次の日の朝に、顔を見たら、
昨日の祭りでどれだけ勇敢に戦ったかがわかる。



もちろん、顔がきれいな奴よりも
色派手やかに汚れてる奴の方が、
絶対にかっこいい。

学校ならそうゆう男子はモテるだろうし
女の子もキュートで目立つだろう、とか
思った。



次の日の朝に実際に見かけた、

カラフルな髪と顔で登校している中学生が眩しかった。




修道女のような制服に大きいリュックを背負い、

ネオンカラーの顔して友達数人でワイワイ話しながら、

笑顔で自転車を漕いでいる姿がイケてた。




●DAY27 /Bangalore→Madurai (3/15)



 




夜中に必ず目が覚めるので、
列車が駅に停車する度に降り立つ。


狭い連結や通路でなく、わざわざ
駅に降りて歯磨きをする。

車内販売よりも駅の売店派なので
停車している間に駅中駆け巡り
目当てのものを探し回るのが好きだった。

自分の座席と、置きっぱなしにしてきた荷物を心配しながら。
いつ発車しだすのかソワソワしながら。


連結部の開いたドアの前に座り込み、景色を見ながらチャイを飲むのも好きだった。

「閉めろ、中に入れ」とよく怒られた。








町にとどまってゆっくりしたいと思う反面
次の町へ早く移動したいと願っている。

列車が走り出してくれたときには
安堵する。

とりあえず此処ではない何処かへ
連れてってくれる根拠のない儚い期待と
穏やかな孤独感が溢れ出す。






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旅行記03に続きます。